現代美術展 2008 CAF.ネビュラ展

2008CAFネビュラ ラトビア展




バルト3国の1つ、ラトヴィアの国立リーガ海外美術館からの招請により、当美術館で現代絵画を掛け軸のスタイルにして、会員44名の作家が出品し、ユニークな展示をした。この美術館での日本のグループ展は初めてであり、また「掛け軸」に対する興味もあって、両国の外務省、大使館はじめ多くの現地の方々に興味を持っていただき大盛況であった。人口250万人足らずの小国ながら、芸術には関心高く、リーガの街はどこをみてもアールヌーボーなどの建築、装飾があふれている。  国立リーガ海外美術館は12世紀のリーガ城を修復し現在は白い塔の部分が美術館、他の主要な部分は大統領官邸となっている。そしてギリシャ時代の彫刻から中世近代現代まで海外の作品を多数所蔵し、順次展示している。日本の浮世絵、広重、国芳などの作品についても修復、保存状態がすばらしい。このような国立の美術館で展覧会ができたことは、大変光栄であり、またCAF.Nは日本の現代美術の代表的存在として紹介されていたことは嬉しいことであった。  オープニングセレモニーは勿論美術館主催であるが、現地外務大臣はじめ、日本大使館岡田臨時大使、現地のアーティスト、詩人たち多数の方々で大変にぎわった。  ラトヴィアと日本との交流の大きな貢献となったことに、両国の喜びは大きく、また私たちも光栄に思うことのできた意義ある展覧会であった。

ラトビア展,現代の掛け軸展
ラトビア展,現代の掛け軸展
リーガ城・この塔が美術館


名称:2008CAF.Nラトヴィア展「現代の掛け軸展」
会場:ラトヴィア国立リーガ海外美術館
会期: 2008年5月24日土〜6月17日火
主催:ラトヴィアリーガ国立海外美術館
   2008CAF.Nラトヴィア展実行委員会
後援:在ラトヴィア日本大使館、在スウェーデン
   日本大使館/在日本ラトヴィア大使館
助成:国際交流基金(Japan Foundation)


協力= (株)商船三井客船、(株)EVC
参加者= 秋山文生・新井知生・堂免和実・遠藤麻木子・藤原洋次郎・五嶋稔・平野雅子・今井恵子・キヨコイシダ・大西房子・大庭英治・奥野由利・野見山由美子・加藤賢一・木島隆夫・小林幸子・近藤あき子・楠本恵子・松本安良・南照子・宮本義満・中村齋子・小野寺優元・斎藤優子・坂井淑子・笹岡敏明・清野光男・城下るり子・城下万奈・杉田五郎・鷹啄栄峰・高崎葉子・高島芳幸・高田芳樹・丹下尤子・上田靖子・右近多恵子・渡辺敏子・山本和子・八島久恵・横前裕子・吉田佑子・吉岡友次郎・結城康太朗
印刷物=カタログ3,000部、ポスター100部、
案内状500部

ラトビア展,現代の掛け軸展
館長の挨拶
ラトビア展,現代の掛け軸展
オープニングのゲスト
ラトビア展,現代の掛け軸展
会場風景
ラトビア展,現代の掛け軸展
会場風景